- 日本のアニメが好き
- 神作アニメを知りたい
- 1作品完結型のアニメ映画を観たい
こんにちは、アニメの魔法に取り憑かれた皆さん!今日はアニメ界の秘宝を発掘する冒険に出かけましょう。
本記事では、2000時間のアニメ鑑賞を経て磨かれた私の眼力によって「心を震わせる神アニメを15作品」に厳選しました。
世界が認める大ヒット作から、隠れた名作まで、このラインナップはまさに宝の山!アニメ初心者さんも、ベテランオタクさんも、この選りすぐりの作品群にはきっと楽しめるはずです。
さあ、アニメの神秘の旅へ、レッツゴー!
日本アニメの奥深いストーリーテリングと圧倒的な作画の美しさに圧倒されながら、選びに選び抜きました。完成してみると、このリストを作ることができた幸せに胸がいっぱいです。
- 個人的に神作だと思った作品
- 予備知識ゼロでも楽しめるもの
- レンタルやVODで楽しめること
第15位 屍者の帝国(2015)
監督 | 牧原亮太郎 |
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再生時間 | 2時間 |
公開年月 | 2015年10月 |
興行収入 | 6700万円 |
あらすじ
19世紀末のロンドン。死者蘇生技術が発展し、屍者が労働力として用いられている時代。医学生のワトソンは親友フライデーを屍者化するが、この行為が政府の目に留まり、特殊な任務を受ける。それは、フランケンシュタイン博士の技術を受け継ぐ「ヴィクターの手記」を探すこと。ワトソンは屍者となったフライデーを連れ、魂の再生を求める壮大な旅に出る。
『屍者の帝国』は、ダークファンタジーとSFがゴチャ混ぜになってるから、ちょっと重めなテーマが好きな人にはバッチリ合うと思います。
「生きるって何?死ぬってどういうこと?」みたいな、ガチガチに深い話をしてくるんだけど、その深さがクセになるんですよ。難しい話だけど、考えるのが楽しいっていうか。
深いテーマに対する探求心を持ちながら、ダークファンタジーSFを楽しむことができる方には、間違いなくおすすめの映画です。
作画自体がキレイで、話のテンポもいいから、お酒のアテとして「ただの楽しい映画」として見るのも全然アリです。
第14位 サカサマのパテマ(2013)
監督 | 吉浦泰裕 |
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再生時間 | 1時間39分 |
公開年月 | 2013年11月 |
興行収入 | 1億6600万円 |
あらすじ
地下世界に住むパテマは、大空洞に落ち、重力が逆転する「アイガ」の世界に迷い込む。重力の違いに苦しむ彼女は、エイジに助けられる。アイガでは、過去に重力実験の失敗で多くが空に落ちたと伝えられている。パテマの出現を知ったアイガの君主イザムラは彼女を捕えようとするが、パテマとエイジは互いの世界を理解し合い、困難に立ち向かう。
『サカサマのパテマ』は、想像力フル稼働で楽しめるファンタジー作品です。
この映画の最大の魅力は何といっても「設定」にあります。”サカサマ”の世界観。重力反転の世界とか、地の底の冒険、空の上の冒険とか、頭をひっくり返る内容がてんこ盛りです。
重力も反転しますが、世界のヒミツも二転三転していくのもこの映画に奥深さを与えています。
これは余談ですが、ヒロインのパテマが、もうめちゃくちゃキュートで、少年にも負けじと興奮します。いやあ、見た目って大事ですよね。特にヒロインに関しては(笑)。
終わり方については、謎や疑問が残って不満だという声もあります。しかし、私はそれがまたいいんじゃないかと考えています。映画が終わってからも想像をかき立てられるって、それだけで価値があると思うんです。
第13位 虐殺器官(2017)
監督 | 村瀬修功 |
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再生時間 | 1時間55分 |
公開年月 | 2017年2月 |
興行収入 | 1億6700万円 |
あらすじ
戦争とテロが激化する中、アメリカはテロリストを暗殺するために軍人を派遣。クラヴィス大尉は、テロを扇動するアメリカ人、ジョン・ポールを追う。ジョンは人間の暴力本能を言葉で操る能力を持ち、クラヴィスは彼との接触を通じて、自身の内面と向き合い、殺しに対する葛藤に直面する。
「殺戮本能の本質」に迫ったダークな作品です。
終始グロテスクなシーンが平気な方におすすめします。
人間が本能的に持つ残虐性をここまで赤裸々に描写した作品は珍しいでしょう。
この世界の「平和」の在り方として「自由を犠牲にしてでも、徹底的な管理によって国民の安全を保障する」というものがあります。これには、マイナスだけではないプラスの面も垣間見えました。
しかし、その描写は生々しくて、なかなかそこまで深入りできない怖さもあります。観終わると虚しさと共に、新しい「平和」の概念について考えさせられる作品です。
描写は過激なので人を選ぶ作品です。でも、単純にアクションやグロテスクシーンを楽しみたいという方には見応えがある作品になるでしょう。
第12位 君の膵臓をたべたい(2018)
監督 | 牛島 新一朗 |
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再生時間 | 1時間48分 |
公開年月 | 2018年9月 |
興行収入 | 35.2億円 |
あらすじ
「僕」はクラスメイトの山内桜良が綴る秘密の日記を発見し、彼女の余命が短いことを知る。桜良の「死ぬ前にやりたいことリスト」を手伝ううち、2人は互いに惹かれ合い、成長していく。「僕」は人を愛することの意味を学び、桜良は自分自身を必要とされる喜びを感じる。
原作・実写版に続きアニメ版も鑑賞しました。個人的にはアニメ版が最も感情に刺さりました。
本作は悲しいラブストーリーの中にある温かさに触れたい人におすすめです。
「友達目線」「親目線」「恋人目線」と様々な視点から描かれる人との関わり方は、物語の息遣いをリアルに感じられます。
「僕」が人と関わらない生き方をしてきたのに対し、「私」は人と関わりながらも自分を見失っていた。お互いに憧れ、惹かれあい、成長していく様は感動的でした。
キャラクターの心の変化に共感でき、自分の生き方を反省するきっかけにもなりそうです。
桜や花火の魅せ方が美しいのもポイント。実写版とは異なるアプローチなので、比較するのもまた面白い!
第11位 空の青さを知る人よ(2019)
監督 | 長井龍雪 |
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再生時間 | 1時間48分 |
公開年月 | 2019年10月 |
興行収入 | 6.0億円 |
あらすじ
山に囲まれた町で、17歳の相生あおいは進路に悩みながらもベースに没頭する日々。彼女を支える姉・あかねは、両親の事故死後、あおいのために自分の人生を犠牲にしてきた。そんな中、音楽祭での大物歌手・新渡戸団吉のバックミュージシャンとして、あかねの元恋人であおいの音楽の師匠、金室慎之介の名が挙がる。あおいの前に現れるのは、過去から時間を超えた18歳の慎之介。あおいと慎之介、そしてあかねの複雑な感情が絡み合いながら、愛と再会の物語が織りなされる。
「あの花」「ここさけ」で知られる超平和バスターズによる3本目の作品です。ファン必見の1本であり、シリーズを知らない方にもおすすめしたい1本になります。
秩父を舞台に、30代の姉と上京した妹。夢を追いかけた過去と現実の葛藤、それぞれの人生の分かれ道が描かれます。
4人の個性的なキャラクターそれぞれに共感でき、誰かしらの生き様に自分を重ね合わせることができるはず。
そして、相変わらず岡田麿里さんの脚本が素晴らしく「心に響く名セリフ」は安定。
青春時代の理想と現実の狭間で揺れ動く人生を描いた、じんわりと温かい感動作。家族の絆や愛の大切さを教えてくれます。
あいにょんの歌も、この世界観にめっちゃマッチしていました!
第10位 若おかみは小学生!(2018)
監督 | 高坂希太郎 |
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再生時間 | 時間分 |
公開年月 | 2018年9月 |
興行収入 | 3.1億円 |
あらすじ
交通事故で両親を失った小学6年生のおっこは、おばあちゃんが経営する旅館「春の屋」で新しい生活を始める。そこで出会うユーレイのウリ坊や他の不思議な仲間たちとの交流を通じ、旅館の若おかみ修業を始めることに。日々の失敗を重ねながらも、客とのふれあいや仲間の支えを得て、おっこは少しずつ成長していく。
この作品は、お子さんの自立を促したい人や、ジブリ映画が好きな人におすすめです。
小学6年生のちいさな女の子・おっこが主人公の感動作です。交通事故で両親を失い、祖母が経営する旅館で育つことになります。
その旅館にはお化けが棲んでいて、おっこしかそれを見ることができません。時にはお化けに助けられながら、さまざまな宿泊客の世話を通じておっこは成長していきます。
ラストでおっこが若おかみとして旅館を守る決意をしたシーンは、その成長ぶりに感動的でした。
子ども向けのタッチの作画ですが、おっこの精神成長を描いた物語は感動的。中身を観たらこの作画だからこそ良かったなと心から感じました。
私のように作画で敬遠している方こそ見てほしいです。個性的な絵柄ながら、日本アニメの素晴らしさを体感できる名作。
第9位 パプリカ(2006)
監督 | 今 敏 |
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再生時間 | 1時間30分 |
公開年月 | 2006年11月 |
興行収入 | 30.5億円 |
あらすじ
サイコセラピスト千葉敦子は、夢を共有する装置DCミニを使用して治療を行っている。しかし、この装置が盗まれ、他人の夢に強制的に介入し精神を崩壊させる事件が発生。敦子は犯人の正体と目的を突き止めるため、終わりなき悪夢の中を探り、事件の解決を目指す。
ちょっと変わった映画が観たいなら、これ。今敏監督の「夢と現実のカオス旅行」みたいな作品です。世界観がめちゃくちゃチグハグで、見てると頭がこんがらがります。
でも、理解しようとするのをやめて、こんがらがったまま見るのがまた面白いです。
まるで自分も映画の登場人物になったみたいに、現実と夢の境界線がブッ飛んでいきます。「今敏監督の頭の中って一体…」って思わず考えちゃうくらい、クレイジーです。(笑)
あと、映画のなかの夢のシーンたちがサイコすぎて…。言葉じゃ説明できないくらい強烈です。特にあの日本人形のシーンなんて、夜中に見たらガチでチビるから注意してください。
ちなみに、初見で見た感想は、「なんだったんだろう…」です。
90分と短い映画だけど、その間ずっと「夢?現実?」っていう不思議な感覚にどっぷり浸かるから、時間の感覚がマジで無くなる。長かったのか、短かったのかすら不明。
第8位 おおかみこどもの雨と雪(2012)
監督 | 細田 守 |
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再生時間 | 1時間57分 |
公開年月 | 2012年7月 |
興行収入 | 56.2億円 |
あらすじ
おとぎ話のような恋に落ちた女性・花は、おおかみこどもの姉弟、雪と雨を育てることに。この母と子の物語は、「親と子」という普遍的なテーマを、人間とおおかみの二面性を持つ子どもたちというファンタジーの要素を交えながら描かれる。
普通の女性がオオカミ男と恋に落ち、生まれた2人の”おおかみこども”の成長を描いた物語です。
家族の物語や、母の強さについて深く知りたい人には、『おおかみこどもの雨と雪』がピッタリ。
この映画の見どころは、おおかみこどもたちが人間社会でどう生きるか、周りの人たちとどう関わるかってところです。彼らを見ていると、まるで自分が母親になったかのような、ドキドキやヒヤヒヤ、そしてほっこりするような感覚になります。
特に注目したいのは、母である「花」の姿。
彼女は母親としての強さと優しさをすべて兼ね備えていて、その頑張りが子どもたちを支え、周りの人々との絆を深めていきます。本当に尊敬の念しか抱けません。
最後に「花」が大人になった息子・雨に向かって叫ぶシーンがあるんだけど、これがもう、母親の全てを表しているようで衝撃的です。あのセリフだけでも、母の愛情の深さが伝わってきました。
第7位 サマーウォーズ (2009)
監督 | 細田 守 |
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再生時間 | 1時間54分 |
公開年月 | 2009年8月 |
興行収入 | 15.5億円 |
あらすじ
インターネットの仮想世界OZでアルバイトをする高校生の健二は、夏希先輩のフィアンセのふりをするアルバイトを引き受ける。しかし、OZの世界を崩壊させる数式を解いてしまい、現実世界も混乱に陥る。健二はOZの平和を取り戻し、現実世界の危機を救うために奮闘する。
物語の舞台となっている「田舎の風景」と「バーチャルネットワーク」という2つを融合させた作品です。当時、インターネットが急速に普及したことに対する風刺のような描写が天才的。
恋も、青春も、友情も、家族愛も、全部詰まった映画が好きなら、『サマーウォーズ』はマスト!この映画は、仮想現実と現実が絶妙に絡み合う話です。
この映画のすごいところは、ただ側にいること、救う者と救われる者、許す者と許される者、信頼を託す者と使命を担う者…そういう深い関係性が描かれてる点にあります。
窮地に立たされた人が何を考え、何を想うのか、そういうのが事細かに描かれていて、時代が変わっても変わらない大切なものを思い出させてくれました。
時代が新しくなるにつれて薄れていく古き良きものの大切さを取り戻してくれるような映画です。
第6位 時をかける少女(2006)
監督 | 細田 守 |
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再生時間 | 1時間38分 |
公開年月 | 2006年7月 |
興行収入 | 30.0億円 |
あらすじ
中学3年生の芳山和子は、タイムリープの能力を手に入れる。理科室での出来事から、自分の周囲に起きる事件を予知し、時間を遡行することが可能に。しかし、未来から来た一夫との出会いと別れを経て、和子はタイムリープの秘密を抱え、心に誰かを待ち続ける少女へと成長する。
「タイムリープ×恋愛」の元祖的存在です。
ループものや学園モノが好きなら、『時をかける少女』は見逃せません。
主人公がタイムリープできるんだけど、そのたびに状況がどんどん悪くなっていく。
タイムリープならではのもどかしさや孤独感が中毒性を持っていて、タイムトラベルものの魅力をガッツリ感じさせてくれます。
みんな一度はタイムリープできたらなぁって思うけど、この映画を見ると、その能力がどれだけ切ないものかってことも実感できるはずです。
でも、この映画はただ悲しいだけじゃない!
にぎやかな学校生活や、穏やかな街並み、キャッチボールをするシーンなど、青春の甘酸っぱさがたっぷり詰まっています。
見てると、青春時代を思い出して、ほろっとなる場面も。おじさんになると全部が懐かしくなってきます…(笑)
主人公のもどかしさや前のめりな気持ちに、思わず応援したくなります。ラストのセリフは、反則級の感動をくれた!
第5位 心が叫びたがってるんだ。(2015)
監督 | 長井 龍雪 |
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再生時間 | 1時間59分 |
公開年月 | 2015年9月 |
興行収入 | 10.4億円 |
あらすじ
幼少期の一言で家族を崩壊させたという罪悪感に苛まれる少女・成瀬順。彼女は言葉を発するとお腹が痛む「玉子の妖精」の呪いを受け、携帯メールを唯一のコミュニケーション手段とする。高校2年になった彼女は「地域ふれあい交流会」の実行委員に任命され、無気力な坂上拓実、挫折を経験した元エースの田崎大樹、恋に悩む優等生の仁藤菜月らと共に仕事を進めるうち、彼らの傷と向き合い、自分自身の心の声を解放しようとする。
自分の殻を破りたい人や、成長する少女の物語が好きなら、この映画はぴったりです。「言葉」を封印したかわいい女の子、順ちゃんの物語。
この映画、人との関わりがもたらす喜びと痛みがすごくリアルに描かれています。人間は、好きと嫌い、その両方の気持ちを同時に抱えて生きている、「矛盾する生き物」です。
私たちも、頭の中で渦巻く思いを正確に言葉できることのほうが少ないはず。
でも、この作品を見ると、そういう矛盾と向き合い、折り合いをつけ果敢に立ち向かう勇気が湧いてきます。そう、順ちゃんの成長を見守りながら、自分にも勇気をもらえる映画なんです。
この映画にでてくる両親は胸糞もいいとこなので注意。みんなは反面教師にしよう!
第4位 さよならの朝に約束の花をかざろう(2018)
監督 | 佐藤 ミト |
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再生時間 | 1時間 55分 |
公開年月 | 2018年2月 |
興行収入 | 7.0億円 |
あらすじ
長命だが、外見が10代半ばで成長が止まるイオルフの一族に属する少女・マキアが主人公です。ある日、イオルフの民を狙ったメサート軍の襲撃により、マキアは故郷を失い、彼女は森の中で両親を亡くした赤ん坊・エリアルを見つけます。マキアはエリアルを自分の子として育てる決心をし、長い寿命を持つ彼女と人間であるエリアルの成長と変化、そして別れを通じて、家族の絆と愛の意味を深く掘り下げていく物語です。
この作品は、『あの花』『ここさけ』の岡田麿里が初めて監督を務めた作品で、少女が愛に触れ、別れを乗り越える永遠の一瞬を繊細に表現しています。
母性溢れるこの作品は、世の中の親たちに、ぜひ見てほしいです。
不老長寿の種族イオルフの女性マキアが、人間の少女エアリルを育てる物語—。
イオルフという種族は”別れの一族”と言われていて、彼らには別れが常につきまといます。
つまり、イオルフが人間を愛してしまうと、最後には孤独になる運命を背負うことになるのです。
このジレンマが大きな見どころになります。マキアの外見は変わらないけど、少女だったエアリルはどんどん成長していく。
その逆転する現実が、2人の関係にどう影響するのか、目が離せません。
ラストシーンの名言と音楽は、本当に最高。見終わった後も、その余韻に1日中浸っていたくなるような感動があります。
第3位 聲の形(2016)
監督 | 山田 尚子 |
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再生時間 | 2時間9分 |
公開年月 | 2016年9月 |
興行収入 | 23.3億円 |
あらすじ
小学生時代に転校生の聾唖者(ろうあしゃ)西宮をいじめたことが原因で孤立した将也。高校生になった彼は、再び西宮と出会い、過去の行いに苦しみながらも、彼女との新しい関係を築こうとする。この物語は、過ちを犯した者と傷つけられた者の複雑な感情と、再生への道を描いている。
コミュニケーションについてもう一度考え直したい人には、『聲の形』がおすすめです。
耳が聞こえない少女といじめをテーマにしたこの作品は、デリケートな問題に真正面から向き合い、見事に表現されています。
とくに、序盤から胸が痛いシーンがあって、目も耳も当てられないような生々しい描写です。
でも、その後のストーリー展開においては、人間ならではの醜さ、きめ細かさ、面白さ、美しさを丁寧に再現してくれました。
最も重要な学びは、言葉や行動には責任が伴うこと、互いに助け合うことの大切さを、心に刻むことができたことです。この学びはあの残酷なシーンがあってこそだと見た後に感じました。
この映画は、京都アニメーションの本気を感じさせる繊細さを感じます。
第2位 この世界の片隅に(2016)
監督 | 片渕 須直 |
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再生時間 | 2時間6分 |
公開年月 | 2016年11月 |
興行収入 | 28.9億円 |
あらすじ
1944年、18歳のすずは広島から軍港のある呉に嫁ぐ。戦時下の不自由さの中で、彼女は明るく日常を乗り越えるが、空襲で大切なものを失う。広島への原子爆弾投下や終戦を経て、すずは生きる場所として呉を選び、困難ながらも生き抜く姿を描く。
『この世界の片隅に』は、戦時中の日常生活を、情緒的な視点から描いた素晴らしい作品です。
この映画は、子どもや戦争の凄惨な描写が苦手な人にも見やすい、優しい絵のタッチで描かれています。戦争を経験していない現代の人々にとって、戦争について知るきっかけとなる映画です。
彼らの明るい会話や生き方を通じて、戦時中でも決して希望を失わない人々の強さを感じられます。
特に、主人公すずのマイペースで温和な雰囲気は、この作品の最大の魅力の一つ。彼女の存在が、テーマの恐ろしさを中和してくれます。
”当時の人の心や日常”をここまで細かく描いた映画作品は、この作品を置いて他にないと脱帽。こういった作品こそ後世に語り継がれてほしいと強く思いました。
第1位 君の名は。(2016)
監督 | 新海 誠 |
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再生時間 | 1時間47分 |
公開年月 | 2016年8月 |
興行収入 | 250億円 |
あらすじ
新海誠監督による青春SFファンタジー。夢の中で体が入れ替わる少年と少女の物語で、彗星の接近を背景に、田舎町の女子高生三葉と東京の男子高校生瀧が繰り広げる思春期特有のコミカルで甘酸っぱい物語。彼らの奇妙な夢を通じて、予想外の運命が待ち受けている。
『君の名は。』は、夫婦やカップル、そして好きな人がいる人たちにぜひ見てほしい映画です。
この作品は、街のリアリティとファンタジー要素が見事に融合していて、新宿御苑や四ツ谷など実在の場所が描かれていることから、”聖地巡礼”でも話題になりましたよね。
設定自体はフィクションだと分かっていても、街並みと風景、情景描写をリアルに描くことでファンタジーな部分を巧みに相殺して、現実感を出したのも人気のヒミツかなあと勝手に考察。
話は変わって、「入れ替わり」というテーマを使って何を伝えたかったのか。これについて、新海監督のインタビューで、以下のように触れられています。
「人生には出会うべき相手がいるというテーマ、
つまり「運命の人って、いるんだよ」ということですよね」
いやあ、ドキッとしますね…。
それを表現した仕掛けが、三葉と瀧が違う時間軸で生きているところにあります。三葉は3年分過去にいて、瀧は少し先の未来にいる。
時空を超えてもゆるがない運命がここにある!という強いメッセージを伝えたかったのですね。
皆さんも、誰かとすれ違ったときに「初めて会った気がしない」という経験をしたことがありますよね。覚えていないだけで、実は皆さんもどこかで「運命の誰か」と会っているのかもしれません。
おわりに:日本のアニメ映画は世界一!!
ランキングを作成して気づいたことがあります。なんと私、細田守監督の作品に特別な惹かれる傾向があるようです。まさに新しい自己発見!
本日のラインナップを完成してから眺めていると、「日本に生まれて本当に良かった」とほのぼの感じました。「君の名は。」については、情熱があふれてしまい、長々と語ってしまいスミマセン(笑)
今回ご紹介したアニメ映画は、どれも動画配信サービスで観ることができます。まだ試したことがない方は、この機会に以下の「無料トライアル」を試してみてはいかがでしょうか。
- Netflix(作品数多いけど無料お試しなし)
- TSUTAYA DISCAS(30日間無料お試し)
- Amazon Prime Video(30日間無料お試し)
- dアニメストア(31日間無料お試し)
- DMM TV(30日間無料お試し)
特に、アニメ専門のVODサービス「DMM TV」と「dアニメストア」ならほとんどの作品を無料でみることもできます!最近私も「dアニメストア」から「DMM TV」に乗り換えました!
「DMM TV」について詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
この記事を最後までお読みいただき、心から感謝します。またのお越しを心待ちにしています。
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